天津彦根命
〜メモ〜
orig: 99/05/14
rev1: 2003/12/01 訂正&文字鏡追加

天津彦根の出自:天照大神と須佐之男のウケヒにより生まれる。

出典
日本書紀本文正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊天穂日命天津彦根命活津彦根命熊野(クス)日命.
第一の一書正哉吾勝勝速日天忍骨尊天津彦根命活津彦根命天穂日命熊野忍(ホミ)命.
第二の一書天穂日命正哉吾勝勝速日天忍骨尊天津彦根命活津彦根命熊野(クス)日命.
第三の一書勝速日天忍穂耳尊天穂日命天津彦根命活津彦根命(ヒ)之速日命熊野忍(ホミ)命、別名、熊野忍隅命
別段第三正哉吾勝勝速日天忍穂根尊天穂日命天津彦根命活目津彦根命速日命熊野大角命
古事記正勝吾勝勝速日天忍穂耳命天之菩比能命天津日子根命活津日子根命熊野久須毘命.
先代旧事本紀正哉吾勝勝速天穂別尊天穂日命天津彦根命活津彦根命速日命熊野(クス)日命

私註:(2,3項:2003/12/01差し替え)

  1. ・日本書紀では「もっとも尊い神を尊と云い、それ以外は命と言う、いずれもミコトと読む」という原文注記があるので、上記もそれなりに使い分けているようである。なお、古事記にはそのような注記がない。
  2. 特に、第三の一書で「勝速日天忍穂耳尊」と「熊野忍ホミ)命」において「ホミ(ミ)」が共通するのが興味深い。
  3. 「忍穂耳」の部分を「忍骨」「忍穂根」とも書くに関して、岩波頭注では「穂耳」を「ホニ」と読んで、その訛で「ホネ」となったのではなかろうか、としている。そうであるなら、私はついでに「楠」は「浮き宝(船)」に使え、とあることから「フネ」まで敷衍してみたい。
上表のミコト達の後裔に関しては次のように記されている。

天穂日命
書紀本文出雲臣、土師連等祖
第三の一書出雲臣、武蔵国造、土師連等遠祖
天津彦根命
書紀本文凡川内直、山代直等祖
第三の一書茨城国造、額田部連等祖
古事記凡川内国造、額田部湯坐連、茨木国造、倭田中直、山代国造、馬来田国造、道尻岐閉国造、周芳国造、倭淹知造、高市縣主、蒲生稲寸、三枝部連等祖

即ち、国造本紀記載の凡河内国造など「天津彦根系」と分類した諸国造の出自と上表とは整合しているようである。(或は整合できるように推定してある、乃至は、上表にまとめたようなことを基に推定しているようである。)


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