アイヌ語和語 備考
A
aahak浅い参照:スサノヲ「筑紫日向之橘小門之阿波岐原」
an居る参照:神武紀・磐余
apeape huchi(老婆)kamuy(神)など
ar片、半参照:荒神の話
ar全く参照:神武紀・磐余
as立つ参照:神武紀・磐余
as降る(雨・雪が)、吹く(風が)参照:あられ降るカシマ
B
betpet と同じ。bとpは区別されない。発音の違いだけ
C
chi焼ける、煮える、熟する、枯れる、陰茎参照:スサノヲが泣くと青山が枯れる
chikap参照:肥前風土記
chikap rup鳥の群れ参照:大年神=疫神?の妻、天知迦流美豆比賣
chikir参照:スクナヒコかかしの足
chip参照:肥前風土記cf.鳥船のモチーフ
chir参照:肥前風土記cf.鳥船のモチーフ
chirir滴るオノコロ島・考
chis岩、泣く参照:スサノヲが泣く
chichikew化け物大山祇神
chiw潮・流れ・刺すオノコロ島・考
chuk宗像三女神
E
ekasi祖父、老人、翁参照:神武紀のウカシ
H
hankuへそhanku-choccha(p)へそを刺すヤツ>とんぼ、参照:神武紀
has伊勢風土記
huchi祖母、女性の敬称ape huchi kamuy など。「富士山」の語源という人もあり。否定論者も多いが、急ぎすぎだと思う。
hukui燃える(樺太方言)参照:カガナベテ
hum鳴る参照:あられ降る遠江kamuy humi 神なり=雷
hur山、丘、坂参照:荒神の話
hur-kap死骸、死体、屍荒神の話
hure紅(くれない)の語源か、とも
I
iその(多様な意味がある)石切=長髄彦?
-i他動詞を作る
-i時、所、物、者、事
ika溢れる、跨ぐ、越える伊賀?伊香?
isepo<ise-po 獲物・小さい?、海上では禁語、代わりにkayと言う。伊勢の語源
iso獲物(場合によって鯨など海の幸を言ったり、山の幸にも使う)因幡の白兎
iwor猟場磐余? 参照:神武紀・私註
K
kaの上参照:神武紀
kar作る、火を起こすカガナベテ
kawkawあられ・雹参照:あられ降るカシマ
kay折れる、折れ波兎(隠語)折柴、cf.事代主のアオフシガキとは白波か、cf. has, isepo.参照:伊勢風土記
kaya各地の「カヤ」地名は「韓」もあろうが、この「帆」もあるか。参照:伊勢風土記
kay-kuma柴、薪、ウサギ伊勢風土記
kay-kuma-terke白波、三角波伊勢風土記
kirすね、臑、髄石切=長髄彦?
kir山(美幌方言)狭霧 霧島、山犬切(山名)?
kir知っている、見覚えがある神武紀
kikirすくなひこ
kirkiru見る参照:神武紀
kitay頂き、山頂奇妙山(長野市、須坂市)奇絶峡(和歌山県キゼツと読むが)いずれも「キタイ/キタエ」か。
kitoギョウジャニンニク伊予の二名島
kimuy各地の「君」地名・スペル訂正98/06/30
kiyay羽羽矢 三炊屋姫など
ko〜に(向かって)
kotan郷、村、秋田県に「藤琴」と「藤里」が相互に至近にあるが、huci-kotan が原語だったろうか。
kur人、影nis-kur天の影=雲、参照:荒神出雲の語源
M
meruape meru koyan koyan una meru koyan koyan kamuy火を輝かせて向かってくる、灰を輝かせて向かってくる(火)神。天疎向津媛命
mike参照:神武紀
mintuci河童ミヅチ?
mippomitpoとも。孫cf.miti=父, po=子,mit-mippo=曾孫
卑弥呼=ヒ・ミホ?
mo小さい、静かなmo-sir 小さい島、国
more静まる、鎮まる鎮守のモリ出雲風土記の「文理」?
N
nay参照:関東ナイ地名
ni
nis天、空、雲荒神
nis-kur空の影=雲荒神
nispa旦那、村主荒神
niti-ma-nit それ(魚)を焼く串→今西、もあり得そう。参照:広島県の地名
nonno花、良い物、母和語に幼児語でノンノ=仏さま;野々地名
noto能登?<no-to 良い・海?
nu聞く
nu豊漁
nu見る(の語根)
nukar見る
nup
nupuki濁り水
nupu-ke 野・油
nupur色が濃い、巫力霊力ある登別、温泉の硫黄で色が濃い
nupuri各地にある「登」地名は?
O
o chiw chirセキレイオノコロ島・考
o-ru-pit-ne裸、抜き身の刃物裸伴
oruypene-emus抜き身の刀、白刃裸伴
ota小田原とかも、、、?
P
pa年、歳、湯気、疱瘡大歳神と疱瘡神
pana川下=pan,panke、コノpanaサクヤ姫?
pena川上=pen,penke: >pe+ne景行紀の賊
petbet と同じ。発音が違うだけ
pet-char河口肥前風土記ヒヂハの項
pet-put河口別府、の語源説あり
petcha川端、川岸肥前風土記ヒヂハの項
pinne 雄の久士比泥別? pinne sir 雄・山 例:様似にある
pin-ne 男である/男のような日根郡:mat-ne 女である/女の様な
pira「平」など。黄泉平坂、は?
pis浜、州大隅風土記にも「必志」と云って「海中の州」を云うとある
pon小さい
poro大きい
R
ranke降りる参照:荒神
ranko桂(の木)参照:荒神 段葛<ranko桂?
rikun高い岩手県大船渡市在尾崎神社祭神>「理訓許段神」rikun-kotanか、足寄郡陸別町、の町名も参照
rerep で 3つ隠岐の三つ子島
reprep un sir 沖に・ある・島>礼文島
ritne堅い堅州国、根の国
rok坐る(複数)神ロキ? kamuy-roki山が足寄町にある. 参考神武紀2
ruy多い・砥石裸伴
S
san坂、出崎、棚、平山三内丸山遺跡の「三」もこの san かと。出雲仁多郡三澤条
sar葦原、沼地、やぶ神武紀・私註
sar尻尾神武紀・私註尾のある人。。。
si本当の、真の、良い石切=長髄彦?磯輪上の「シ」か、神武紀
sikar回る石狩川? 北上の神社・志賀理別
sinrit根、祖先根の国、とは祖先の国
sir山(ほか多様な意味)各地の「尻」もこれか?
so肥前風土記船底神社
so
suma須磨、は?
T
tama借用語の可能性あり。tama-say 玉の連なった物
tanこの、今の 
to日、湖、海倭トトビ百襲姫
toma
tomari和語にもあるので、いずれかが借用したのか、同源なのか
tom(キラッと)光る、照る、輝く神武紀・私註肥前風土記にも
tom-i輝く・モノ神武紀・私註登美?
tokkoni蛇、まむしオモノキ考
totto母、乳房やまと・とと・ももそ姫の「トト」はこれをも隠喩してるか?
toy土、畑toy-or-uk 畑で受ける? uk 参照
tu倭トトビ百襲姫
tu 峰、古い、旧、廃床丹<to-kotan=廃村
tuk 小山
tum〜の中、内神武紀
tuma木綿(普通の布)神武紀
tumam胴体、垣、牆神武紀
tumunci悪魔、悪鬼大山祇神
turepおおうば百合の根伊予の二名島
turi 竿
U
u-互いにオノコロ島・考
uhuy燃える、焼けるカガナベテ
uk受ける複数は uyna。豊稲荷の関係。。。
u-ko互いに向かってオノコロ島・考
u-kor結婚するオノコロ島・考
uko-nupur交尾神武紀
ukao-nupuri互いに積み上がる山神武紀
unameru 参照。ヨナ=灰、の地名
upとどまつ、しらこウップルイ
ur(トカチ方言、=hur)荒神
urar霞、霧浦地名の一部はこれか?神武紀
ure荒神
urirウルフ神社
Y
ya(沖に対する)陸、{また「こちら」のような概念}
yan沖から陸に向かう、また類似の概念 
yasa裂く浦安は urar-yasa=霧を裂く?神武紀
W
wakka稚内、のワッカ 或いは、若水、も?神武紀

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