平均律、自然倍音、ピタゴラス音階の比較

平均律、自然倍音、ピタゴラス音階の比較
単位:周波数 Hz
    イ長調 周波数 周波数 周波数
半音数 音名 階名 平均律 自然倍音 ピタゴラス
12 A 440.000 440 440
11 G# 415.305    
10 G   391.995    
9 F# 369.994    
8 F   349.228    
7 E 329.628 330 330
6 D#   311.127    
5 D ファ 293.665    
4 C# 277.183 275 278.438
3 C   261.626    
2 H 246.942    
1 B   233.082    
0 A 220.000 220 220

上記からA=220Hzのドに対するミ(長三度)に就いて、自然倍音(275Hz)を基準(=100)とした場合の平均律とピタゴラス音程との違いを見てみると

    イ長調 指数 指数 指数
半音数 音名 階名 平均律 自然倍音 ピタゴラス
4 C# 100.794 100 101.250
というように、平均律のミは0.79%自然倍音より高く、ピタゴラス音程は1.25%自然倍音より高いことが判る。バイオリンの弦長を約30cmと考えれば、これらは約2.4mmと3.75mmに相当する違いとなる。

なお平均律とはオクターブ内の12半音を「幾何」級数的に等分したもので、半音の違いは「どこでも」2の12乗根(2^(1/12)) =1.059463094、即ち、約6%の違いになっている。(年金利6%の複利で12年で二倍になる、というの同じ考え方)


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