タイトル | : Re^3: 初めまして |
投稿日 | : 2007/08/21(Tue) 13:35 |
投稿者 | : 大三元 |
daiさん
1781で掲げて下さったような系統図をしばしば見かけますが、その意味するところを考えないといけないのではないか、と思うのです。古代日本語の更なる昔の言語を原始日本語となづけて仮に置いて見ても、その実態が何なのか。高句麗語とあっても、その実態がどれほど判っているのか。ましてや原始高句麗語などとなると全く想像の域でしょう。集約して行った源泉のアルタイ共通語もむしろそのような共通語の模索は破綻しているようです。
ですから、このような系統図は、研究者が作業するための仮説として概観するようなものであったとしても(それにしても先入観が固定されてしまう危険もありそう)、決して「このようになっているのだよ」と教えてくれているものではない、と理解します。判ってないことだらけのものがこのように綺麗な枠組みに収まっている、というのはそれ自体で論理不良だと思います。
> 村山七郎の表(李基文の表を元にしている)です。
>
> ア ル タ イ 共 通 語
> ↓
> 東 部 ア ル タ イ 語
> ↓ ↓ ↓
> 原始韓系言語 倭・高句麗共通語 先ツングース語
> ↓ ↓ ↓ ↓
> 新羅語 原始日本語 原始高句麗語 満州・ツングース語
> ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
> 朝鮮語 古代日本語 高句麗語 満州語 ツングース語
>
> この様になっています(ちゃんと表示されなかったらごめんなさい・・・)
> 因みに、日本列島に古代朝鮮人が流れてきたのが5000年ほど前。
> それも、一回だけではなく数回とされていますね。