タイトル | : Re: 初めまして |
投稿日 | : 2007/08/20(Mon) 22:33 |
投稿者 | : 大三元 |
daiさん、お問い合わせ有り難うございます。
ここらの問題は、あまりに資料がすくなくて何も言えない、というのが現状だろうと認識しております。
それだけでは身も蓋もないので多少私が勉強した範囲でお答えしますと、板橋義三氏によると高句麗語の単語だとされるものが111語あります。僅かそれだけか、と考えるか、考察を進めるのに十分なのか、恐らく前者でしょう。なおかつ、復元してみた語が本当に高句麗語なのか、とか、復元方法に恣意性がないか、とか批判してみると、かなり脆弱なものと思われます(ここらは私のHPに書きました。)
その中で百済語と共通(らしい)するのは4語(私がカウントした)。(なお、高句麗語(?)111語の内、日本語と共通(らしい)ものは47語(板橋氏のカウント))。
上記のような次第で、言葉尻を捉えるようで恐縮ですが「その複雑すぎる形成過程のせいで」とありますが、果たしてどんな形成過程があったのか全く判っていないというのが現状だと思います。
私は、「百済を何故クダラと読むのか」 http://www.dai3gen.net/kudara.htm
で書いたように中央アジアと朝鮮半島のつながりを少しずつ勉強して行きたいと思っています。