タイトル | : Re: あられふる鹿島 |
投稿日 | : 2010/10/16(Sat) 09:53 |
投稿者 | : 大三元 |
tojaさん、ご投稿有り難うございます。
面白くも悩ましい地名の話ですね。確証というものが甚だ難しいので、どれほど傍証を積み上げられるかの勝負でしょうね。
> 常陸国風土記で行方(なめかた)の由来を説明する段において現原(あらはら)の地名が見え、
> アラレフルは、この「あらはら」に掛けたもののように思います。
それに「かしま」がつながれば良いところ「なめかた」というのが残念、ということでしょうか。
「あられふる かしま」と「立雨(たちさめ)ふる なめかた」というのが対になっているように見える。
> この地形は、現地語で「片島」、つまりar+hurのように呼ばれ、これが音写で「あらはら」、
> 翻訳で「片島」と呼ばれ、これがカシマとなったのではないでしょうか。
> 「あらふる」は「アラレフル」と洒落られ、今度は、「アラレフル」が現地語に直訳され、「kawkaw+as」からカカセオとなった。
> カタシマ→カシマが可能かどうか不明ですが、貴サイトの解釈のように「kawkaw+島」なのかもしれません。
> なお、現在も付近に荒井、荒地、荒宿、青山、半原の地名が残っています。
ここのところ(↑)はナントモ・・・
> アラレフルが掛かるもうひとつの語「遠江」ですが、遠江を、浜名湖ではなく三河湾と考えると興味深い点があります。
ご存知でしょうが「遠江、とおとうみ、とほつ・あは・うみ」で「あは」は「淡」で「淡水湖」と辿って行くと三河湾というのはどうでしょうか。
> 知多半島の「常滑」も、「常陸」との関係で無視できないように思います。
「常滑」:語順が逆になりますが nam+etok 冷たい・水源 nam+mem+etok 冷たい・泉・水源 あたりがどうであろうか、と気にしています。他にも「滑川」などもこれらのアイヌ語が関連しているのかも、と。深く追いかけたものではありませんでアイデアだけです。