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タイトル 母の木
投稿日: 2010/11/19(Fri) 20:19
投稿者神奈備

谷川健一著『賤民の異神と芸能』のp.165から

 母の木
 
 賀茂真淵曰わく「いにしえは、樅栂などをすべておみの木と言ったが、やや後世になると、樅を真おみと云った。「まお」を約(ちぢ)むれば「も」である」。

 『日本書紀』「今おもの木と云ふのは訛(よこなば)れるなり」

 おもの木はおみの木からの転訛ではないか。

 折口信夫「母木の話は、その木の汁を採って肌に塗り、傷を治療したことが語られたのではないか」と云っているのは見過ごせない指摘である。つまり「母木」も「おもの乳汁」を出す木だったのである。

 適否はわかりませんが、上記が谷川さんの指摘の概要です。


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