タイトル | : Re^3: 倭迹迹日百襲姫命の【迹迹】について |
投稿日 | : 2009/01/27(Tue) 15:38 |
投稿者 | : hoshikuzustardust |
> 私もそこら辺のことを考えていますが結論には到っていません。
> http://www.dai3gen.net/tatara.htm
あ。大変失礼いたしました。参考にさせていただきまして考えてみたく思います。
ところで。
【迹】の古訓に、「たつぬ」「たつね」というのがあるそうです。【尋】ですね。藤堂先生の漢和辞典で知りました。 大・田田根・子 の田田根と関連があるのかなぁと夢想しております。 やまとたつねとびももそひめ云々。 考えてみれば祟神天皇は大田田根子の居場所が最初わからずに方々に尋ねたはずです。
白川先生の字統によれば【迹】の正字は、「刺」という字の右側の「り」を取り去った字(音はシのようです)に、さらにしんにょうを付加した字だそうです。(音はセキのようです、訓はなし。)意味合いとして、「ハヤイ」というのがあるようです。
・・・「速」の字と似ていますが、中国の漢字としては生成原理が違うようです。
かつて、【迹】の正字を使っていたのが、俗字として迹を使うようになったと仮想しますと、【迹迹】のうち、最初のひともじだけ「ハヤ」と読んで「ハヤト」となると面白いのですが、なんとなく怪しそうです。
それよりも、「チチハヤ」という部分をもった名前をもつ皇族ないし傍系がいるようですので、この「ハヤ」との関連性を見たほうがよいかもしれません…
なお