タイトル | : Re: トはタに通じるか |
投稿日 | : 2009/01/31(Sat) 09:19 |
投稿者 | : 大三元 |
> ト・タの転についてここまでの2例ではこころもとありませんので具体的な事例をさらに少しつみあげようかと思います。
精査してないのですが、印象だけでお許しを願います。
どうも、上代の「た」が後代(平安と以降)に「と・ど」に転じている、という例に「過ぎない」のでは?(通時的変動)
ただ一つ「ひとり:ひだり」が同時代内部での共時的揺れの例「かもしれない」。「ひだり」が果たして「一人」の意味なのか、「だ」と濁音なのか、疑問が残っているようだ(時代別国語大辞典上代編)。
たわたわ=とををに:擬声語(擬態語)では音変化の自由度が高い(?)から「た」と「と」が通用する例としては相応しくない、なんて云えるかな。
「※両者はタとト、ワとヲの通じるさまを知りたく思い」:
「たわやめ」「たをやめ」というのもありますね。