タイトル | : 倭迹迹日百襲姫命の【迹迹】について |
投稿日 | : 2009/01/28(Wed) 16:55 |
投稿者 | : hoshikuzustardust |
なるほど、ご配慮をありがとうございます。
トトについて、その後考えてみたのですが、ふと白鳥庫吉先生がかつて指摘した、「常(日本)」=「tottot(韓国語)」を思い起こしました。常のヨミとして、「トト」というのがかつては存在していたのではないかと。傍証はありませんけれども。
たとえば、モモソヒメの先祖筋にあたる常根津のみこと。トキネツないしトコネツが通説ですし異存はありません。しかしながらあえてここは大妄想にて、トトネと読んだらいかがでしょう。 大田田根子の田田根の意義がわかってきそうな気がいたします。 あくまで妄想ですが。 モモソヒメが大田田根子をヒッパリダシテキタ理由がうかがいしれるかもしれません。タタネないしトトネは天国イメージをあらわしていたのでシャーマンには好都合である名前だと。で、家系を通じてなんとなく保持していたと。
もうひとつ。皇極紀にある常世虫のくだり。猛威をふるったカルトのオハナシですね。この常世虫ですが、実際には橘につく青虫のようです。 橘以外にも「ホソキ」という謎の植物にもツクのですが。脱線するとホソキはオホヘソキとなんとなく似ていて。それはさておき。 常世虫カルトの言いだしっぺが大生部多、これは大多々根子の属するオホ氏末裔かとも思われます。詐称かもしれまんけれども。垂仁天皇の時代に常世の国からのトキジクノカクノミのエピソードがありますが、このオハナシに橘の実が出てきました。この橘にヒッカケテ、橘につく青虫がトコヨを連想させたと考えてよいはずです。皇極紀では説明がこれだけではなく、青虫についてわざわざ「蚕に似ている」と説明します。青虫知らなかったのでしょうか…読み手は。なぜ蚕が出てくるのでしょう、不自然かもしれません。 そこで大妄想なのですが、蚕をトトと呼んだのかもしれないと。 永遠を示すトトでもって蚕の名前としていたところ、それとは別に青虫宗教が出てきたと。それで書紀では触れざるをえなかったと。後の世に秦氏の伝承において蚕=常世イメージが出ては来ているようですが、なんともはや。
トトがカイコの別名であり永遠をしめす韓国語とも関連していたという大々的なト【ト】ヨ虫妄説なのですが、なんとなく私には捨てきれません。