タイトル | : Re: 「にほ」を考える |
投稿日 | : 2011/08/17(Wed) 15:57 |
投稿者 | : 大三元 |
> 時代別国語大辞典上代編によると:
> 「に【土・丹】(1)土(用例を略す)(2)赤色の顔料。赤土。辰砂(硫化水銀)や鉛丹(酸化鉛)を含む赤土が、顔料として使われたため、その顔料としての赤土をいい、また赤色そのものをもいう。(用例を略す)→そほ
3.ここの「そほ」について一言:
同辞典で:そほ【朱】赤土。朱色の顔料。辰砂のことともいう。(以下略)
さて「そほ」は三国史記の百済地名に
「赤鳥縣 もと百済の 所比浦縣」という記事があり「赤鳥=所比」が導出できる、また類似の高句麗地名(*)も合わせて強い興味を惹く。
http://www.dai3gen.net/kgkaku107.htm
今「赤ショウビン」なる名称の赤い鳥が認められるのがこれであろうと考えている(記紀では「そび」)
(*)
赤城縣 本高句麗沙伏忽:城=忽だから赤=沙伏が引き出せる(板橋41)
丹松縣本高句麗赤木鎮:丹=赤、松=木
[118赤木縣(一云沙非斤乙)]
板橋#41は「沙非斤・乙」と区切って「赤・木」と取る。
私論では「沙非・斤乙」と区切って「赤=沙非=サヒ」