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歴史・言語談話室
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タイトル トはタに通じるか
投稿日: 2009/01/30(Fri) 17:24
投稿者hoshikuzustardust

> 一般に、日本の古代を考えるときに、現在の韓国語がどう役立つのか・役立たないのか。韓国語の古形が殆ど判ってないそうで、かなり危険度の高いことになりそうだな、と思ってます。

ええと、朝鮮の音韻をさぐる系の複数の書籍からもってきていたんです…白鳥先生の場合、【現代】韓国語からもってきていたかもしれませんね。 別の論文の著者および書名を失念していますので宜しければわかりしだいご報告させていただきたく存じます。図書館でみたことがあるっきりですのでまことにすみません。たしか、古新羅においての八母音存在の推定をし、奈良前期までの日本の八母音と極めて音素が極めて近そうだとの論が検討されていた本だったと思うのですが。その本には、【常】は「ト」であると。ただし私の妄想論のように「トト」であったとまでは言っていません、その本では。
>
> 例えば「ツ」と「ト」とか、「ヌ」と「ノ」とかの混乱・通用は承知していますが「トトネ」と「タタネ」すなわち「ト」と「タ」の通用の事例が咄嗟に浮かびません。そんな現象があった、と仮設するならせめて事例が欲しいだろうと思います。

ええと、私の頭の中にあった事例は、以下のふたつのみでした。
1:「わかみたふり【隋書】」と「わかんどほり(源氏物語)」
2:「たわわ」と「とをを」。 みかんがタワワにというものです。

※両者はタとト、ワとヲの通じるさまを知りたく思い、以前記憶していたものです。倭人伝の「都市牛利」は実は「都市牛和」の誤りであったのではないかとの推理に1番を使い、「都市牛和」=「都」+「市牛和」と分解できるのではと。「市牛和」は、「シコヲ(乙)」と見ることができそうなので、田心姫の田氏族との関連は?と追いかけている最中です。余談がすぎました。2番の項目関連では「ワ」と「ヲ」の近さをみたかったのでした。「和」が「ヲ」と近い音価であることを推理するためにも、前記の【古新羅においての八母音と奈良前期までの日本の八母音との音価の推定】を役にたてたいと考えています。当時の日本人の「ヲ」の音はおそらくあいまいな音であって…とその書籍が示唆しているからです。

ト・タの転についてここまでの2例ではこころもとありませんので具体的な事例をさらに少しつみあげようかと思います。

神武紀


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